【7/23横アリ最終日】timelesz(タイムレス)ライブツアー2024「We’re timelesz episode 0」@横浜アリーナ グッズ・ステージ構成・座席・セトリ・見学・MCレポ
- 2024.07.23
timelesz(タイムレス)メンバーとして、たくさんの笑顔を運んでくれる佐藤勝利くん。外見的な魅力がクローズアップされがちですが、国宝級なのは顔面だけではありません。今回は、timelesz(タイムレス)佐藤勝利くんのプロフィールや入所理由、経歴などを交えつつ、彼が紡ぐ“言葉”や、彼の“まなざし”にスポットを当てて、勝利くんの魅力をたっぷりとご紹介していきます。
timelesz(タイムレス)のメンバーとして、たくさんの幸せを運んでくれる佐藤勝利くん。端正なルックスをはじめ、外見的な魅力がクローズアップされがちですが、国宝級なのは顔面だけではありません。内面も含め、そのすべてが国宝級に美しいんです。
今回は勝利くんが紡ぐ“言葉”や、彼の“まなざし”にスポットを当てながら、筆者が何よりもご紹介したい勝利くんの魅力をたっぷりとお伝えしていきます。
プロフィールや入所理由、経歴などを交えつつ、勝利くんの魅力がもっともっとたくさんの方に届いてほしい!という思いを込めて頑張ります。
【8/25オーラス】timelesz(タイムレス)ライブツアー2024「We’re timelesz episode 0」@大阪城ホール グッズ・ステージ構成・座席・セトリ・見学・MCレポ
(画像:PhotoAC)
まずは、timelesz(タイムレス)佐藤勝利くんのプロフィール、入所理由、入所までの歩みなどをご紹介していきます!
名前 | 佐藤 勝利(さとう しょうり) |
---|---|
誕生日(生年月日) | 1996年10月30日 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | A型 |
身長 | 171cm |
きょうだい | 姉(9歳上)、兄(7歳上)、兄(5歳上) |
入所日/入所時の年齢 | 2010年10月30日/14歳 |
同期 | 目黒蓮(Snow Man)、宮近海斗・中村海人・松倉海斗(Travis Japan)、原嘉孝、神宮寺勇太(現Number_i/TOBE所属) |
メンバーカラー | 赤 |
2010年10月30日、中学2年生の時に入所した佐藤勝利くん。14歳のお誕生日が入所日でもあります。勝利くんの入所の理由には「スカウト」と「親子丼」という2つのキーワード、そして母親の存在が大きく関わっているんですよね。
親に勧められて応募したという勝利くん。そのきっかけとなったのが、スーパーでのスカウトでした。中学1年生の頃に2度ほどスカウトされたことがあったそうで、そこから親に応募を勧められるという流れだったようです。
勝利さんを街でスカウトしてくれた人たちも、それでジャニーズに履歴書送ってみれば?って言ってくれたママも本当に本当にありがとう‼️
それがなけりゃ私たちはSexyZoneの佐藤勝利に出逢えてない。#VICTORYROADS #佐藤勝利— g_l_e_n🌹 (@downunder0830) February 26, 2021
ちなみに、3度目のスカウトを受ける→さすがに親がビックリする→応募を勧められるといった話があったりもします。また、「SZ10TH」名古屋公演の挨拶では、表参道にラジコン買いに行く→スカウトされる→オーディションを受ける決意をするといった話が勝利くんから語られたこともありました。
【4/7 17時半公演 名古屋】
最後の挨拶
勝利くん『僕がみなさんに伝えたいことは好きなことを貫いて欲しいなって。僕も好きなラジコンを買いに行こうとした表参道でスカウトされてそこから色々な縁があってジャニーズに入ったわけだし。』— 中島友香 (@z2yno) April 7, 2021
こうした話をまとめていくと、勝利くんは入所前からとにかくスカウトされていたんだということが分かると思います。事務所へ入所してからも、一人で買い物をしている時にスカウトされたことがあったそう。その時は「ごめんなさい」と言って逃げたなんて本人が話していたことがありました。
このほかにも、海の家でやきそばを焼いていたお兄ちゃんに「YOU、ジャニーズ入っちゃいなよ」と冗談で言われたなんてエピソードもあります。ジャニーさんはやきそばを作るのが上手いという噂があったため、そのお兄ちゃん=ジャニーさんだったかも……なんて勝利くんは話していました。
ちょっと嫌だな…ってとこがいいよね、勝利くんはこの時自分が特別カッコいい自覚がないわけよ。国宝だというのに…嗚呼
— 隙あらば寝太郎 (@netaronemui) September 1, 2019
お誕生日パーティーとオーディション日が重なっていたことで、勝利くんは当初オーディションへ行くのを嫌がっていたそう。しかし、母親に「親子丼を食べさせてあげる」と言われ、オーディションへ行くことになりました。
親子丼には目がない勝利くん。「親子丼につられて」という入所理由はファンの間では有名な話かもしれません。
他のメンバーのプロフィール記事でもご紹介してきましたが、Sexy Zoneは色んな運命が重なってできたグループと言えるかもしれません。
健人くんがオーディションではなく陸上大会を選んでいたら
風磨くんの家のFAXが壊れたままだったら
聡くんが小学5年生の時にオーディションへ呼ばれていたら
マリウスくんがドイツで税関に無理やり止められていたら
あの時、違う選択をしていたら……という出来事がそれぞれのメンバーにあるんですよね。このあとの見出しでご紹介したいと思いますが、勝利くんも色んな「運命」を感じるエピソードが重なって、ジャニーズという道を歩み出しています。
勝利くんの心を動かすような食べ物がなければ
勝利くんが食べ物につられていなかったら
そんなことを考えていくと、親子丼もまた、ファンにとっては感謝してもしきれない大切な存在であることは言うまでもありません。
(画像:Pixabay)
もともと芸能界に興味がなかったと話す勝利くんですが、小学6年生の時にちょっと不思議な体験をしているんですよね。通学路を歩いていたある日、中華料理屋さんの前で“ある思い”が舞い降りてきます。
「俺、芸能界に入れるな……」
なぜそうした思いが出てきたか本人も分からないようですが、地元で一番の有名人になれるだろうという思いがふと込み上げてきたそう。その出来事と連動するように、小学校の行事で10年後の自分へメッセージを綴った時には「テレビをつけてごらん、俺が映ってるぜ」と書いているんですよね。
小6の時の10年後の自分に宛てた手紙で「テレビをつけてごらん、俺が俺が映ってるぜ」って書いた勝利くんの話、何度聞いてもすごい、、、勝利くんがアイドルとして芸能界に入ったのは必然なんだよ、、、涙#VS魂
— ちる (@osushi_vic) March 4, 2021
勝利くんがこのメッセージ綴った10年後は2018年。Sexy Zoneが「24時間テレビ」でメインパーソナリティを務めた年でもあります。
入所から1年も経たないうちにSexy Zoneとしてデビュー。Jr.時代からテレビに出ていた勝利くんですが、長時間テレビに映ったのは24時間テレビが初めてだと話していました。そう考えると「テレビをつけたら俺が映っている」という言葉が現実となった瞬間と言えるのかもしれません。
小学6年生のとき「10年後の自分へ テレビをつけてごらん、俺が映ってるぜ」と書いたらその10年後24時間テレビのメインパーソナリティに選ばれて1番テレビに映ってた佐藤勝利くん、絶対的スターすぎる #VS魂
— 国外逃亡 (@_skp_y) March 4, 2021
もしスカウトを断り続けていたら、勝利くんは今ごろ何をしていたんだろう……なんて、ふと考えたことがあるファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とにかく車やバイクが大好きで、模型を作るのが得意だったという勝利くん。2014年7月2日に放送された『Sexy Zone CHANNEL』の富士サファリパークロケでは、NSX(車名)を見つけて大興奮する姿がありました。
「動物を見るより興奮してる(byケンティー)」、「あんなに興奮してるの初めて見た(by聡ちゃん)」といった発言からも、いかに車が大好きなのかが分かります。聡くんの言葉が示すように、興奮している勝利くんの姿を見られる貴重なシーンだったと言えるかもしれません。
サファリゾーンのNSXに大興奮の勝利くんに、
健人「エサあげないの?」
勝利「ハ、ハイオクですかっ!?!?」
っていうやりとりとかすごく好き!— わらびもちこ (@warabimochiko21) August 13, 2015
思えば、パソコンを含めた「ハイテク・マシン遊び」を趣味に挙げていたこともありました。また、小学校の理科の授業でモーターを作った際には、クラスで一番早く完成&一人だけ成功という伝説も残しています。そうしたエピソードと繋がる部分ではありますが、ジャニーズに入っていなければエンジニアになっていただろうと本人は話していたことがありました。
修二と彰、山田涼介くんとの出会いがきっかけとなって、「ジャニーズに入りたい」という思いを持った中島健人くん。「嵐になること」が小さい頃の夢で、「打ち込めるものがほしい」「歌が歌いたい」という思いでジャニーズを志した菊池風磨くん。知念侑李くんへの憧れから「こんな人になりたい!」「ジャニーズに入りたい!」という気持ちが加速していった松島聡くん。日本へ旅行した際にSMAPのコンサートを見て、「ジャニーズしかない!」という強い思いを抱いたマリウス葉くん。
Sexy Zoneメンバー5人の入所理由に目を向けると、「自らの意思で」という点で勝利くんは4人と少し違った入所の経緯を辿っていることが分かります。
そうなんだよ、最初っからジャニーズに入りたくて自分で履歴書書いたメンバーが4人、そして親子丼が食べたくてオーディションに行ったけどそこで誰にも負けないジャニーズへの思いを開花させた勝利くんで結成されてるSZが大っ好きなんだよね。
— いよかん🌸 (@mfsks_0929) January 17, 2021
『ぎゅっと』の勝利くんパートのような、就職して、結婚して、家に帰って、眠って……そんな「普通」の生活を送る未来。5人の入所理由を眺めていくと、「普通」に最も近かったのは勝利くんと言えるのかもしれません。
ただ、近いと言っても「普通」を手に入れることはなかっただろうと思ったりもします。「手に入れない」というよりは「手に入れさせない」という感じでしょうか。たぶん普通の道を歩もうとしても、何かが黙っていない気がする……そういう運命だったのかなぁなんてふと思ったりするんですよね。
「ステージという場所が一番好き」と語る今の勝利くんを見ていても、そのステージでずっとずっとキラキラ輝く姿を見ていても、彼はステージ上でスポットライトを浴びる運命にあったのかなと思ったりします。
勝利くんってSexyZoneで唯一ジャニオタじゃなかったし自分から入所してない勢だけど、好きな物とか触れてきたものを見るとジャニーズになる運命だったというか勝利くんがジャニーズそのものだったのかと思うくらいまで合点がいく
— いよかん🌸 (@mfsks_0929) July 17, 2020
豊富なスカウトエピソードを持つ勝利くんは、ジャニーズではない事務所に所属していた可能性もあったはず。ただ、色んなエピソードに触れて、色んなことに考えを巡らせていくと、彼はジャニーズになる運命だったんだろうなぁという結論に辿り着きます。
勝利くん自身の生来の性格と、アイドルって職業はあまり一致していなくて、でも才能も努力でアイドルに変化していった人だと思うんだよね。
その分彼は「アイドル」という職業について、自分の中で明確な概念を築いていて、たまにその重さにはっとさせられる。— たま子 (@ss_tama) September 9, 2017
グループのなかでは「普通」に最も近かったかもしれないけれど、きっと勝利くんが「普通」を手に入れることはなかっただろう……そう筆者が感じるのは、幼少期から「普通」が好きじゃなかったという勝利くんの発言を踏まえてという部分もあるでしょうか。
幼少期から人と同じことを好まなかったという勝利くん。変わったものや面白いものなどへ惹かれやすい傾向にあったという発言に触れると、実は芸能界に対しても何か感じるものがあったのではないかと思うんですよね。
誰かと同じことや普通なことを好まない勝利くんが、一見"普通"と捉えらやすい王道・正統派を極めようと10年間実直に努力し続けている…これは並々ならぬ覚悟と強い信念と忍耐力がないとできないこと
彼は"無個性"や"普通"と揶揄されがちだけど、これは勝利くんにしか成せない強みで立派な個性だと思う— いつもねむい♨️ (@smgo____310) July 28, 2021
小6の時に舞い降りてきた「俺、芸能界に入れるな」という思い、「テレビに映っている」という予言……それは本当に何もないところからフッと出てきたのかもしれません。ただ、「興味がある」というはっきりしたものではなくとも、興味・関心につながっていくような輝きをまとっていたからこその出来事だったのかなと思う部分もあります。
あまり気乗りしない状態で、半ば強制的にオーディションへ連れていかれたと振り返る勝利くん。ただ、履歴書には「人を楽しませられるようになりたい」と書いているんですよね。アイドルは自分の性格とは対照的な世界と語る勝利くんですが、入所前に履歴書に書いた思いがどんどん大きくなっていきました。Sexy Zoneが青春であり、Sexy Zone=人生そのものという思いを携えて走り続ける姿がありました。
人生かけてSexy Zoneをやってると言う勝利くんの言葉に私も人生かけてセクガルをやろうと褌を締め直した Sexy Zoneが世界的トップアイドルになるのを見届けて葬式の時にいい人生だったと微笑みながら旅立ちます
— emu (@sexy_galaxy_) February 1, 2021
お金を稼げなかったとしてもアイドルを続ける。
あの4人と一緒にできるならSexy Zoneに飛び込む。
そんな言葉に触れても、彼はアイドルになるべくしてなったんだという思いに行き着きます。
「自分とは凄い逆のことをやってる」って言ってたけどホントそうだと思った
媚びない、寡黙、自分自身にあんまり興味がない…アイドル(芸能界)に向いてる性格とは真逆で。そんな勝利くんが“永遠の0番”としてジャニーズを全うしようとしているから何かもう神の仕業、運命としか思えないのよ #佐藤勝利— き_な_こ_🍒 (@OzQyUpk9GyPNuuk) May 20, 2021
ジャニーさんとの出会いによって、勝利くんが抱いていた「大人」というイメージに新たな風が吹き抜けていきます。
今までに出会ってきた大人とは何か違う……そう感じていたという勝利くん。彼にとってジャニーさんは「変わっている人」「面白い人」に映り、もっと知りたいという好奇心を掻き立てられるような存在だったんですよね。そんなジャニーさんは、人と同じことを好まない勝利くんを惹きつける存在だったと言えるかもしれません。
仮にスカウトを断り続けていたとしても、いずれはジャニーさんと出会い「YOU、ジャニーズ入っちゃいなよ」って言われていたんじゃないかって、ふと思ったりするんですよね。先ほどご紹介した海の家のお兄ちゃんの話、通学路での不思議な出来事などに触れても「引き寄せる何か」「手繰り寄せる何か」があるなぁと感じますが、その先にはジャニーさんの存在が見え隠れしていたような気がしています。
妄想を膨らませすぎかもしれませんが、仮にエンジニアになっていたとしても巡り巡ってアイドルになってしまうんじゃないか、ジャニーズになってしまうんじゃないか……そう感じてしまうくらいアイドルは天職だったんだと思っています。アイドルが天職だと気づかせてくれる要素が至るところに散りばめられていたんだと思っています。
はーーすごい。。佐藤勝利くんの、努力ではどうにもできない運命のいたずらみたいな部分を味方につけてしまうところ、本当にどきどきわくわくする!!でもそれと同時に、そんな偶然をきちんと自分の手で本物にしていくところが誇らしくて大好きなんだ。。😢💕
— ちゃたん (@sh0wri) June 22, 2020
勝利くんは、出会い=自分が必要としているもの、それを追求している人のもとにやってくると話していたことがありました。また、掴もうとしなければチャンスは掴めないんだと話していたこともありました。
自分の追求しようとしていることを起点として、そこから色んな人につながっていく。そうした出会いやタイミングを見つめていくなかで、勝利くんも「運命」はあるんじゃないかと考えているようです。
本来、「運命」は人の意思/意志にかかわらず巡ってくるものなのかもしれません。ただ、勝利くんの考える「運命」や勝利くんの「運命」との向き合い方に目を向けていくと、少し見え方が変わってくるように思います。
風磨くんのソロ曲『My Life』で勝利くんが担当したパート、その歌詞のようなイメージと言えばいいでしょうか。単なる偶然でないことはもちろん、その運命が巡ってくるというよりは、自ら飛び込んでいくようなイメージがあります。
My lifeの「偶然じゃない運命にDive」は風磨くんが歌うと口説かれてる…って感じだけど勝利くんが歌うと切実に運命なんだな…って納得した
— ちい (@Hr_2403cy) March 28, 2021
勝利くんの同期には、Snow Manの目黒蓮くん、Travis Japan(トラジャ)のトリプルカイト(中村海人くん、松倉海斗くん、宮近海斗くん)、原嘉孝くんのほか、現在はTOBEに移籍し「Number_i」のメンバーとして活躍する神宮寺勇太くんがいます。
この時期に入所したJr.の多くは「ジャPAニーズHi!」というユニットに所属していたことから、ジャパHi世代なんて表現されることもありました。「こんなに入れたことない」とスタッフさんが言ってしまうほど、2010年10月入所組は大人数であったことも知られています。
200~300人ほどの参加者がいたというオーディション(人数が多かったため3日間に分けてオーディションが行われ、3日合わせて300人ほどの参加者がいたと話していたこともあります)。オーディションでは、上からAチーム、Bチーム、Cチーム……という順番で選ばれていくそうで、勝利くんは10人ほどが選抜されたAチームだったことでも知られています。
勝利くんって、オーディションでAクラスに振り分けられたって言ってたけど、その中でも特Aクラスの扱いだったんだろうな。ジャニーさん自ら勝利くんにハイレベルなエンタメをたくさん見せて、若いうちから場数を踏ませて、期待値が物凄かったってわかる。
— るんるん (@sz929k1116k313) June 7, 2020
中学では陸上部で中距離選手として活躍し、部長も務めていた勝利くん。トラック競走ならではかもしれませんが、誰かに追い抜かれると「負けたくない」モードになって自動的にスイッチが入ってしまうなんて話していたことがありました。
生粋の負けず嫌いな勝利くんにとって、自分より前に人がいること=ムカッとしてしまうシチュエーションだったようです。10人ほどのAチームだったという勝利くんですが、そこに至る過程にもムカついたり、負けたくないスイッチが入ったりといった瞬間がきっとあったはず。
気乗りしないまま足を運んだオーディション会場で、夢や目標に向かって奮闘する子たちを目の当たりにした勝利くん。その時に感じた熱くて強い空気が、彼を突き動かしていくんですよね。
宮近海斗くんのプロフィール記事でもご紹介しましたが、入所前からダンス教室に通っていた宮近くんが、ダンス未経験の勝利くんをはじめとしたメンバーに、オーディション曲『「ありがとう」~世界のどこにいても~』(Hey! Say! JUMP)の振りを教えてあげていたというエピソードがありました。
この時のオーディションについて振り返っていた勝利くんは、宮近くんのこうした行動に対して「何の得もないはずなのに」「勝たなきゃいけないのに」と話し、彼の優しさやダンスの上手さについて言及していたんですよね。そうした思いや発言からも、本当に負けず嫌いなんだなということがひしひしと感じられると思います。
熱い空気に包まれたオーディション会場で、何もすることができない自分に悔しさが込み上げていたという勝利くん。特に、宮近くんのようにダンスができる子たちを目の当たりにしたときには、きっと「負けたくない」「勝ちたい」という気持ちが強くなったのではないかと思うんですよね。そうした思いが、勝利くんの道を切り開いていく原動力の一つとなっていきます。
(画像:PhotoAC)
筆者がセクラバになったきっかけ、そこには勝利くんの“まなざし”が大きく関わっています。こうして記事を書いているのもSexy Zoneとの出会いがあってこそ。そのセンターに立つ勝利くんの姿がとても印象的だったことは、何年の月日が経った今でも鮮明に覚えています。
セクゾにとって地上波音楽番組初出演となったミュージックステーション(2011年11月11日放送)のステージ。セクゾはもちろん、ジャニーズに興味のなかった筆者がふとテレビを見ていた時に出会ったグループ……それがSexy Zoneでした。彼らの曲、そしてパフォーマンスがすごく印象的で気になってしまったのがはじまりです。
セクゾMステ初登場の時に勝利くんが言ってた「一生懸命頑張るセクシーさ」っていう言葉が今になってめっちゃ響く #24時間テレビ41 #国民的Sexy
— きみこ (@kim1xy_s2) August 26, 2018
嵐に見守られ、櫻井くんにSexyZoneのサビの振りを覚えられた初登場Mステ。4人体制になって初めてのMUSICDAYでは、CMに入った瞬間4人の空気感がどんよりしてたのを一生懸命明るくしてくれた櫻井くん。5人再スタートでも櫻井くんに身守られるセクゾの安心感と言ったら感謝しきれないよ…。#Misicday
— ぱんだ🐼 (@panda__rosen) September 10, 2020
その瞬間には気づかなかったんですが、勝利くんの「何か」にグッと惹きこまれるような感覚がじわじわと押し寄せてきました。ただ、その「何か」というのは特に「これ!」というものではなく、直感的なものかなと思っていたんですよね。
その後、テレビやラジオ、雑誌を通じて勝利くんの人間性や魅力など、様々なものに気づかされていきます。そして、彼らを応援してからしばらく経ったある日、その「何か」を紐解く鍵が「勝利くんの目」に隠されているのでは……?と感じるようになりました。
勝利くんを見ている時に、彼の「目」を見ることって多い気がします。勝利くんの「目の輝き」や「まなざし」って、見ている人をグッと惹きつけるパワーがあるような気がするんですよね。
勝利くんの唯一無二感はどこからくるんだろうなって考えたけど多分それは勝利くんの強さで。あの強い目強い眼差しは瞳と奥に宿る強さは彼自身の中から出てくるものだ。それが、何によって培われたのかは推し量ることしかできないけれど、おそらく、意思と覚悟と努力なんだろうな。
— D (@bluesky_mirage) June 5, 2013
入所前の陸上大会で、スタッフさんに名前を呼ばれたことに気づかず棄権となってしまったことがあった勝利くん。その時の悔し顔(泣き顔)で撮ったものを履歴書の写真の1枚にしたというエピソードがありました。
そのエピソードを聞いていたケンティーが、「悔しそうな顔を見て、ジャニーさんが何かを感じたんだろうね」なんて話していたんですよね。ジャニーズに送った写真がテレビで紹介されることもありますが、あの写真を見ても、きっと端正なルックスだけではなく彼の目に惹かれるものがあったはずと感じてしまいます。
陸部時代、短距離選手のピンチヒッターで大会に出た勝利くん。
(☆u∂)選手登録するんだよ、スタッフさんが名前読んでってハイって言わないと棄権とみなされるんだよ。スタッフさんの声が聞こえなくて終わってて。そん時に撮った悔しい顔してる写真をジャニーズに送ったの。そしたら受かりましたー— スナオ🦓 (@su__na__o) August 30, 2019
2011年2月4日にジャPAニーズHi!が少クラで披露した『マルイチカラ』のステージ。そこには、カメラを直視できない勝利くんの姿がありました。カメラを見るべきかどうかちょっとだけ迷っているような感じで、どこに目をやればいいのか困っているような印象でもあります。
『マルイチカラ』を経て同年11月11日のMステを見ると、その違いに驚かされるはず。あのカメラをしっかりと捉えるまなざしは、どんなモノ・コト・ヒトをも吸い込みそうな強さに溢れていました。
勝利くん自身も、当時の写真を見たときに「ものすごく強い目をしている」なんて思うことがあるそう。彼の発言を紐解いていくと、何も知らなかったからこそ、怖いもの知らずだったからこそ、目にも強さが表れていたと言えるかもしれません。
MOREさん天才。
勝利くん…好き。
デビュー当時の強い目の話で思ったけど、確かに勝利くんその時代によって表情違うけど、変わらず人をひきつける目をしていて。それはインタビューで書いてあったようなブレない芯とか、考え方からきているように感じます。強い目だけじゃなく優しい目儚い目も。— bic sugar (@SugarBic) July 29, 2021
2010年10月30日の入所後、2011年9月29日にはSexy Zoneの結成が発表され、11月16日のデビューへとつながっていきます。勝利くん、聡くん、マリウスくんは入所から1年も経たないうちにデビューが決まる形となりました。
当時について、ほかのメンバーが「戸惑い」や「混乱」を口にするなかで、勝利くんはどこか冷静にデビューを受け止めていた印象でもあります。デビューできると信じてJr.時代を駆け抜けてきた勝利くんにとって、デビューはいつか叶うもの。そういう確信があって、そのタイミングに対して「早い」と言われるなかでも、どこかどっしりと構えているような印象でもありました。
当時は根拠のない自信のようなものがあったという勝利くん。「0番(=センター)」に立つことに対しても、どこか当たり前のように受け入れているような感じでもありました。ただ、勝利くんが背負ってきたものはあまりにも大きくて、そうした自信だけでは到底乗り越えられないような瞬間がたくさんあったことに気づかされていきます。
なんか本当にみんな頑張ってきたね…って気持ちだ…自分も10代なのにちびっこを率いてきたふまけん、いつも気丈に真ん中背負ってきた勝利くん、気高く美しく成長した聡マリ…
— もぐもぐ (@mgmgnet) October 31, 2020
ジャニーさんの期待を背負うグループのセンターを常に担っていたし…健人くんの『勝利を早く大人にさせてしまった』って言葉、本人たちも感じるくらいに勝利くんがどれほど紳士に仕事に向き合っていたか、メンバーに向き合っていたかを表しているよね。ほんとにありがとうという気持ち。
— ノン (@yepmyfav) January 4, 2021
勝利くんが「無知」だったと語るデビュー当時、そこから描き出される目の強さは、経験を積み重ねていくなかで次第に変化を見せていくことになるんですよね。これは勝利くん自身も話していたことですが、当時の筆者はそれに気づくことはできませんでした。
ただ、後出しじゃんけんのようでズルいと思われてしまうかもしれませんが、勝利くんのそうした言葉に触れてから映像・写真を振り返ってみると、たしかに「変化しているかもしれない」なんて感じるような気もします。
少クラや地上波の音楽番組を時系列にたどってみると、2011年11月11日のMステから「変わったかな」と思う瞬間がありました。それが、ちょうど2ndシングル『Lady ダイヤモンド』がリリースされたあたりでしょうか。
例えば、リリース日の2012年4月11日に少クラで披露された『Lady ダイヤモンド』。このステージは「衣装いいなぁ」という思い、俳句を詠んだのに「by勝利」を言わなかったことに対する「珍しいなぁ」という印象だけが残っていました。ただ、改めて勝利くんの目を見てみると、何と言えばいいでしょうか……思い込みかもしれませんが、少し「複雑さ」のようなものを帯びていた気がするんです。
この時期は、勝利くんにとって初のドラマ『ハングリー!』(2012年1月10日~3月20日放送)が放送された直後。このドラマはとにかく「挫折」の連続だったそうで、初めてのお芝居という仕事を通じて相当に落ち込んだと勝利くんは振り返っています。様々なシーンで物事に対する「できない」を痛感して、人生が終わったと考えてしまうくらいに凹んでいたんですよね。
自身の性格を「ネガティブ」と表現し、仕事を振り返りながら色んなことを反省して落ち込んでしまうと振り返っていたことがある勝利くん。
どこか「振り切れない感覚」をずっと抱えていたようですが、ドラマや舞台、バラエティなどでの成長や躍進に目を向けていくなかでも、「吹っ切れた」「振り切れた」と感じる瞬間って目に見えて多くなっていったような気がします。
勝利くん、何か変わった!!
吹っ切れたというか…
すごく良い顔してるし、話し方とかも…
やっぱり彼がSexyZoneのセンターなんだと改めて思った。#SONGSOFTOKYO— りぼん子 (@ribbonko) February 21, 2021
そして、「吹っ切れた」「振り切れた」という話に限りませんが、勝利くんを語る上で「過去形」になることってあまりなくて、いつまでもどこまでも「現在進行形」のような感覚があるんですよね。
ずっと見てくれていることがすごく嬉しい。成長していく姿を見てほしい……かつて勝利くんはそう話していたことがありました。その言葉が示すように、ひたむきにまっすぐに向き合っていくなかで、私たちの想像をはるかに超える次元で成長を遂げているなぁと感じることが多いですよね。
「Endless SHOCK」で回を重ねるごとにどこまでも進化していく姿、YouTubeの「Johnny’s Gaming Room→放課後 GAMING LIFE」で初心者でありながらどんどん成長していく姿など、これまで何度も何度も「進化」や「成長」を感じてきたはずなのに、決して止まることない勝利くんのすごさを感じずにはいられません。
ゲームとかわけわかんなぁ〜〜〜い☆状態の勝利だけど、持ち前の要領の良さによってド初心者から急速に成長して、一瞬で玄人をごぼう抜きにするのさすがSexy Zoneの佐藤勝利ってかんじだわ。
— kiko (@fk_20210825) October 23, 2022
誰かに相談することが苦手だったという勝利くん。弱さを頑なに見せなかったことと連動する部分だと思いますが、以前は「完璧」に近づけたい、「完璧」でありたい……勝利くんに対してそんな印象を抱くことがありました。勝利くんの発言を紐解いていくと、そこに「個性」を見出そうとしていた、その先にある「個性」を探そうとしていた感じでしょうか。
そう思っていたからこそ、勝利くんが「完璧」はつまらない気がすると語っていたり、弱い部分や欠けている部分が魅力になるのかもしれないと話していたりしたことがすごく印象に残っています。「完璧」と「個性」が遠く離れたところにあると気づいた勝利くんは、「完璧は個性じゃないんだ」ということに気づかされるんですよね。
そして、自分の個性って何だろうと考えたときに行き着いたのがギターでもあります。自分の色を作りたいと思って始めたギターは、勝利くんが「アイデンティティ」と語るほどに、なくてはならない存在となっていまるんですよね。
完璧が個性から遠いっていうのが分かったっていうの深いな
短所から生まれるものもあるって肯定的に捉えている所が好きだし、嫌いを好きに変えるではなくて視点を変えて形にするっていうアドバイスが建設的だし、嫌いを無くす=自分を無くすって考え方も勝利くんらしいな#VICTORYROADS #佐藤勝利— みうぽむ (@1angel_sugar0) October 23, 2020
勝利くんの考えや言葉にはハッとさせられることが多くあります。今も昔もまっすぐだからこそ、歩みを進めるなかで、どのような見方や考え方が生まれていったのか、どのような見方や考え方の変化があったのか……それを、彼が綴る言葉から知れるのも面白いです。
嬉しい時も楽しい時も、悲しい時も苦しい時も、勝利くんの目(表情)を見れば分かってしまう瞬間ってあるような気がします。素直でどこまでもまっすぐだからこそ、心の状態が顔に出やすいと言えばいいでしょうか。
もちろん「分かる」と言っても、筆者にとっては「何となくそうかな」というレベルでしかありません。「3人体制の時」と「5人に戻った時」の表情を対比させてやっと気づいたこともあります。お父さんとの出来事を後から知って「何となく」が「何となく」ではないことに気づかされたこともありました。
勝利くんの目や表情は、彼から発せられる飾らないまっすぐな言葉とイコールで結ばれるような関係性にあるのかもしれません。
当時は言いたいけれど言えなかったこと、伝えたいけれど伝えられなかったことが多くありました。そのため、勝利くんの表情から何かを察したり、後に当時の勝利くんの思いに触れていくなかで、その時々の目や表情とリンクさせたりという感じだったかもしれません。
今は心の内にある思いに触れる機会も多くなって、リアルタイムに彼の目や表情とリンクさせられることも多くなった気がします。あまり多くを語らない勝利くんですが、目や表情にまっすぐな思いが詰まっていて、それがブレないことを知っていて……だからこそ「安心」や「信頼」を得ていることにも、ふと気づかされるんですよね。
先のことを見据えてちゃんと事実を伝えながらも寄り添った言葉を届けてくれる勝利くん本当に大好きだな…変に小手先の優しさで発言しないところめちゃくちゃ信頼できる
— もも (@_sugarmomo_) August 7, 2022
今回の色々で、勝利くんと勝利くんのファンって本当に相思相愛だなと実感できたんだよね
多くは語らない勝利くんと、勝利くんの気持ちを慮って騒ぎ立てない勝利くんのファン
それをきっとちゃんと分かってくれていて、またこうして素直な気持ちを伝えてくれる
信頼関係があるって感じがするんだよね— ちぃかま–(モブ) (@chori_0929) August 28, 2022
様々な過程のなかで彼の「まなざし」に目を向けていくと、柔らかさのなかにある「強さ」と言えばいいでしょうか……以前とはまた違った「強さ」を感じることが多くなったように思います。
「目は口ほどに物を言う」なんて言葉がありますが、勝利くんの目を見ていると、言葉に出さずとも伝わってくる思いってあるような気がするんですよね。溢れ出してくる感情があるように思います。
「叶えたいんだよ少年だった僕らが夢見た未来を」を歌う勝利くんの目が凄く好きなんですよね。
あぁ、あの時「SexyRose」って言ってた強い目をした少年が10年経ってここに立ってるんだなって。— やめれる? (@dddd__sz) September 7, 2021
勝利くんもJr時代が短くて、早いデビューで色々なことを経験して一足飛びで大人になったんだろうな。
この頃の写真を見ると、綺麗なんだけど触れたら壊れそうな雰囲気がある。
今、外見は大人になったけれど表情は幼くなって柔らかくなったね。— みち🌹 (@so_snow_snow) December 5, 2020
ハングリー!(2012年1月~3月放送)関西テレビ | 大楠佐助 役 |
SUMMER NUDE(2013年7月~9月放送)フジテレビ | 谷山駿 役 |
49(2013年10月~12月放送)日本テレビ | 主演・加賀美暖 役 |
吾輩の部屋である 第6話(2017年10月24日)日本テレビ | 自転車 役(※声のみ出演) |
99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II(2018年1月~2月)TBS | 尾崎雄太 役 |
Missデビル 人事の悪魔・椿眞子(2018年4月~6月)日本テレビ | 斉藤博史 役 |
ブラック校則(2019年10月~)日本テレビ | 主演・小野田創楽 役 |
「誰も知らない明石家さんま」第6弾 特別ドラマ「笑顔に会いに行く道」(2020年12月13日)日本テレビ | 大竹二千翔 役 |
でっけぇ風呂場で待ってます(2021年1月~4月)日本テレビ | 主演・梅ヶ丘龍大 役 |
世にも奇妙な君物語・第3話「立て!金次郎」(2021年3月19日)WOWOW | 主演・金山孝次郎 役 |
青野くんに触りたいから死にたい(2022年)日本テレビ | 主演・青野龍平 役 |
赤いナースコール(2022年)テレビ東京 | 主演・春野翔太朗 役 |
ハルチカ(2017年3月公開) | 主演・上条春太 役 |
ブラック校則(2019年11月公開) | 主演・梶祐介 役 |
ブライトン・ビーチ回顧録(東京芸術劇場 プレイハウス:2021年9月18日~10月3日/京都劇場:10月7日~10月13日) | ユージン 役 |
ハロルドとモード(EX THEATER ROPPONGI:2022年9月29日~10月13日/森ノ宮ピロティホール:10月15日~10月18日) | ハロルド 役 |
モンスター・コールズ(東京・PARCO劇場:2024年2月10日~3月3日/大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール:3月8日~3月17日) | コナー 役 |
勝利くんは一作品ごとに成長する。作品に真摯に向き合っているからだよね。
— ぱのらま🌹♨️ (@panorama1116) April 5, 2021
次ページからの記事後半では、勝利くんが紡ぐ「言葉」にスポットを当てて、魅力を熱く語っていきたいと思います。
何気なく見ていたMステをきっかけに、Sexy Zoneという底なし沼を知ってしまった箱推しのセクラバ・セクメン。彼らのバックにつくJr.(=セクバ)も応援するようになり、King & Prince(キンプリ)を通じてJr.がデビューする感動を初めて味わう。好きなセクゾの曲は『青い恋人』。2024年3月31日にセクゾやセクベアと一緒に卒業し、宝箱に閉まった「5人のSexy Zone」は揺るぎない永遠となりました。セクラバとして過ごした日々を永遠の誇りに、みんな幸せをずっとずっと願っています。
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