NEWS・加藤シゲアキくん小説家としての作品!最新作「オルタネート」は直木賞候補にも

ジャニーズ所属のアイドルグループNEWSのメンバーである加藤シゲアキくんですが、アイドルや俳優としてだけでなく小説家としても活躍しています。作家・加藤シゲアキくんは、2020年11月に発売された最新小説「オルタネート」では複数の受賞や直木賞候補にも選ばれるほど。アイドルとしてだけでなく、プロの作家としても着々と飛躍しているNEWS・加藤シゲアキくんの作家としての経歴をぜひチェックしてみましょう!

NEWS・加藤シゲアキくん小説家としての作品!最新作「オルタネート」は直木賞候補にも

NEWS・加藤シゲアキくんの小説家としての一面が知りたい!

ジャニーズ所属のアイドルグループNEWSのメンバーである加藤シゲアキくんですが、アイドルや俳優としてだけでなく小説家としても活躍しています。
デビュー作の小説は「ピンクとグレー」というタイトルで、コミカライズや映画化にもなり、NEWSファン以外の人でも聞いたことがあるでしょう。

しかし、その後も加藤シゲアキくんはコンスタントに小説を発売しており、2020年11月に発売された最新小説「オルタネート」では複数の受賞や直木賞候補にも選ばれるほど。
「NEWSというアイドルだから」という理由を超えて、小説家としても確実に評価されてきています。

アイドルとしてだけでなく、プロの作家としても着々と飛躍しているNEWS・加藤シゲアキくんの作家としての経歴をぜひチェックしてみましょう!

NEWSでもあり小説家でもある加藤シゲアキくんのプロフィール!

2021年現在もNEWSメンバーとして活躍しながら、小説家や俳優としても飛躍する加藤シゲアキくんのプロフィールをまずはチェックしてみましょう!

名前 加藤シゲアキ(旧芸名:加藤 成亮)
生年月日 1987年7月11日
出身地 大阪府豊中市
血液型 A型
身長 175cm
入所日 1999年4月18日
呼び名 シゲ
メンバーカラー

NEWS・加藤シゲアキくんをもっと知りたい人はこちら!

【アイドル兼作家】NEWS加藤シゲアキプロフィールまとめ!美しき表現者・シゲの魅力を紐解く

加藤シゲアキくんは幼少期から芸能界へのあこがれを抱いており、小学校4年生のころから履歴書を送付、そののち6年生のときにオーディションを受けてジャニーズ事務所へ入所しました。

ジャニーズJr.としての活動をしながら青山学院中等部にも進学し、2003年にはNEWSとしてデビュー。
アイドル活動も行いながら勉学にも励みつづけ、2012年1月には小説家としてのデビューも果たします。

また、芸能活動当初は本名の加藤成亮として活動していましたが、小説家デビューの発表と同時に名前をカタカナ表記に変えて、現在の加藤シゲアキくんになりました。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説①【ピンクとグレー】

2012年1月28日発売のNEWS・加藤シゲアキくんの作家デビューとしての第1冊目小説であり、第1作目。

ジャニーズ事務所所属タレント初の小説家デビューということで、書き下ろし作品の発売と同時に電子書籍販売も開始され小説家としての華々しいデビューを飾りました。

あらすじ:
河田大貴は大阪から横浜へ越してきた小学生。マンションで同い年の鈴木真吾と出会い意気投合します。
性格は全く違う2人だったが惹かれあい、親友になっていきます。
やがて高校生になった2人は、雑誌の読者モデルをきっかけに芸能活動をはじめることに。
同居も始めるが、真吾だけがスターダムを駆け上がっていくことで2人の仲は決裂。成功と挫折という相反した道を歩む親友二人の葛藤と対比を描いた切ない青春小説。

小説内の舞台になる渋谷は加藤シゲアキくんが実際に中高時代を過ごした場所がモデルになっており、当時の実体験なども反映しているとのこと。
しかし、小説の内容および登場人物は完全にフィクションであり創作であることも同時に述べています。

「ピンクとグレー」はコミカライズ&映画化にも

小説「ピンクとグレー」は2012年8月から「月間Asuka」で漫画化。
漫画に起こす際にもNEWS・加藤シゲアキくんはネームから監修として参加しています。

また、2016年1月には行定勲監督によって映画化にも。

映画作品では小説の内容からアレンジが加わっており、主役は白木蓮吾役に中島裕翔くんが抜擢。
小説内での主人公である河田大貴役には菅田将暉さんが演じています。

小説にはないエピソードなども追加されており、原作と合わせて楽しめる映画作品になっていますよ。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説②【閃光スクランブル】

NEWS・加藤シゲアキくんが2013年11月25日に発売した2冊目の小説が「閃光スクランブル」です。

あらすじ:
主人公は人気アイドルグループのメンバー・亜希子と、カメラマンの巧。
亜希子はアイドルとしての世代交代に思い悩み、現実逃避を求めて大物俳優と不倫を続けます。
一方、スクープを狙っていたゴシップカメラマンとして生計を立てる巧は最愛の妻を亡くし悲しみを抱えていました。
2人はある事件をきっかけに出会い、思いがけない現実からの逃避行を通して本当の自分を探します。
エンタメ小説として躍動感があり、渋谷スクランブル交差点で激しく交錯するパパラッチと女性アイドルの人生と愛と再生を描いた作品です。

2冊目の小説「閃光スクランブル」発売記念として、2013年3月には写真展も開催。
主人公の巧に扮したNEWS・加藤シゲアキくんが作品の世界観をあらわした写真や、加藤シゲアキくんが撮影した写真のほか一般募集から選んだ写真などが展示されました。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説③【Burn.-バーン―】

「Burn.-バーン―」は、NEWS・加藤シゲアキくん3冊目の小説として2014年3月に発売されました。

あらすじ:
演出家として成功し子どもの誕生を控え幸せの絶頂にいた主人公・レイジは、失っていた20年前の記憶を不慮の事故により取り戻します。
天才子役としてもてはやされていたレイジの現実はただの孤独な少年だったが、イジメから救ってくれた魔法使いのような渋谷のホームレスと優しきドラッグクイーンと奇妙な関係を築くことに。
そのうちにレイジの冷め切った心は真の感情を知りますが、天才子役としての演技に影がかかり…。
少年の成長・愛と家族について描かれた作品です。

「ピンクとグレー」「閃光スクランブル」とあわせたこの3冊は、共に渋谷と芸能界を中心に展開される作品であり、加藤シゲアキくんはこの3冊を「渋谷サーガ」3部作と呼んでいます。

第1作と第2作を融合させたテーマに静かに語るシーンと疾走感を追い求めた結果、限られたページ数に収めることに苦労したと語る加藤シゲアキくん。

「ピンクとグレー」では友情、「閃光スクランブル」では男女の関係、3冊目の小説「Burn.-バーン―」では家族をテーマにした作品を書こうと決めていたそうです。

「渋谷サーガ」3部作の最終作品として、今作を集大成として「次は短編集に挑戦したい」と当時インタビューで語っていました。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説④【傘をもたない蟻たちは】

NEWS・加藤シゲアキくん4冊目の小説が「傘をもたない蟻たちは」です。

今作は初の短編集として2015年6月に発売されました。

収録作品:
・染色
・Undress
・恋愛小説(仮)
・イガヌの雨
・インターセプト
・おれさまのいうとおり
・にべもなく、よるべもなく(文庫版書き下ろし)

生きる上での苦悩・人の痛み・生・性などをテーマにした短編集で、恋愛作品からサスペンス要素まで盛り込まれた多才な1冊になっています。

また、今回の短編作品のなかには過激な性描写にも挑戦しており、加藤シゲアキくんいわく「僕の場合は、想像。いや、妄想」で書いたと述べていました。

また、2016年1月には短編作品の中から「恋愛小説(仮)」「インターセプト」「にべもなく、よるべもなく」が全4話のテレビドラマ化にも。
テレビドラマ化にあたっても、NEWS・加藤シゲアキくんからは「ただの恋愛や友情でまとめないでほしい」という要望を伝えていたそうで、新解釈を足したドラマ作品として放送されました。

なお、テレビドラマオリジナルキャラクターとして主人公の幼馴染として、NEWS・加藤シゲアキくんもドラマ出演をしています。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説⑤【チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)】

「チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)」は、NEWS・加藤シゲアキくん5冊目の小説として2017年12月に発売されました。

上下巻あわせて500ページにもなる長編作品になっています。

あらすじ:
就活に惨敗し、自暴自棄になる22歳の光太が主人公の物語。突如現れたのは関西弁のホスト・雫。
翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となります。
2度目に挑んだ就活は順調にすすんでいくはずでしたが、下巻の10年後には主人公はゲーム会社に勤務しています。
チュベローズのメンバーと再会しながら明かされていく10年前の真実が描かれていくミステリー作品です。

NEWSとしての活動も行いながら、初の大長編作品でありミステリー小説を上下巻で発売した今作。
上巻は200ページちょっとですが、下巻は320ページを超えたボリュームある作品になっています。

前作から2年半の時を経て発表された小説でしたが、前作を出してすぐにプロットには取り掛かっていたと語る加藤シゲアキくん。
執筆開始もほぼ同時にスタートしていたそうですが、完結させるまでに長い時間をかけていたそう。

「今までの僕の本を読んで来てくれた人なら、めっちゃエンタメしてるじゃんと驚いてもらえるはず」とも話していました。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説⑥【オルタネート】

2021年時点でNEWS・加藤シゲアキくんの「オルタネート」は、2020年11月に発売された最新作です。

長編策としては5冊目にあたり、今作では「第42回吉川英治文学新人賞受賞」「第164回直木三十五賞候補」「2021年本屋大賞候補」「第8回高校生直木賞受賞」と輝かしい功績をあげています。

あらすじ:
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代が舞台になった物語。
東京のとある高校を舞台にしています。
全国配信の料理コンテストで体験した悲劇の後遺症に思い悩む蓉(いるる)と、母との軋轢により、真実の愛を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)と、高校を中退し、逃げるように音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)が主人公です。
恋・友情・家族・人との繋がりをテーマに、デジタルな世界と未分化な感情を描いています。

小説発売に際してはめずらしく、オフィシャルプロモーションビデオが製作され、企画はNEWS・加藤シゲアキくん自身が携わりました。

今作は加藤シゲアキくんの3年ぶりの長編小説となり、第1回目が載った「小説新潮 2020年1月号」は刊行60年越えの歴史の中で初の重版になったほど。

単行本発売から1年経たずして多くの受賞歴や候補作品としてあがっており、作家・加藤シゲアキくんの新たな代表作になると呼び声の高い小説ですよ。

NEWS・加藤シゲアキくんの小説家としての今後にますます期待!


(出典:pixabay)

NEWSメンバーとしても活動しながら、小説家としても確実に飛躍している加藤シゲアキくん。

「アイドルが書いた小説だから売れている」と思われることも多いですが、最新小説の「オルタネート」は直木賞や本屋大賞候補にも選出されるほどの実力です。

実際に読者の中には、NEWSとしての加藤シゲアキくんはよく知らないけれど、小説だけはよく読んでいる人も存在しています。

今後も小説家としての活躍をはじめ、幅広いジャンルでの加藤シゲアキくんの活躍を応援していきましょう!

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