INI田島将吾くんのジャニーズ同期は? トラジャ松倉海斗くん・松田元太くんとの「たじ松松」などJr.時代の歩みやセクバとの関わりをご紹介!

グローバルボーイズグループ「INI」のメンバーとして活躍を見せる田島将吾くん。今回は、たじのジャニーズJr.時代をご紹介します。トラジャのメンバー、特に松松(松倉海斗くん・松田元太くん)や宮近海斗くんと「セクバ」として同じ時代を駆け抜けた田島将吾くん。ジャニーズ同期の情報や「たじ松松」をはじめとするメンバーとの関わりを独自の視点でまとめていきます。

INI田島将吾くんのジャニーズ同期は? トラジャ松倉海斗くん・松田元太くんとの「たじ松松」などJr.時代の歩みやセクバとの関わりをご紹介!

INI田島将吾くんのジャニーズJr.時代~セクバ視点を中心に


(画像:フリー素材「写真AC」

【12/17追記】From INI(フロイニ)での「たじ松松」に触れて、記事の最後に新たな見出しを追加しました!

2023年7月15日に放送された「音楽の日」。事務所の垣根を超えた総勢90名によるダンスコラボ企画は、Sexy Zoneのバックで踊るJr.(=セクバ)を応援してきた筆者にとっても色んな思いが込み上げる特別な時間となりました。

現在はグローバルボーイズグループ「INI」のメンバーとして活躍を見せる田島将吾くん。かつて彼はジャニーズJr.として活躍を見せ、「音楽の日」でのコラボも話題となったTravis Japan(トラジャ)のメンバー、特に松松(松倉海斗くん・松田元太くん)や宮近海斗くんと当時は「セクバ」として同じステージに立つことが多くあったんですよね。

ジャニーズ退所後に、一度は芸能活動を休止した田島将吾くん。ただ、アイドルという夢を諦めず、努力を重ねながら2021年11月3日にINIのメンバーとしてCDデビューを果たしました。

そこからおよそ1年後の2022年10月28日には、Travis Japan(トラジャ)がデビュー。それぞれの歩みに目を向けていくと、それぞれが「INI」「Travis Japan」としてデビューするだけでも本当にすごいことだなぁと感じずにはいられません。だからこそ、別々の事務所でデビューした彼らが、地上波で一緒にパフォーマンスする姿は本当に夢のようでした。

同じステージに立つ20代の彼らを見たときに、ふと10代だったセクバ時代の映像と重なり合う瞬間があって、色んな思いが溢れ出してきたんですよね。コラボパフォーマンスの最後には、“たじ”が“ちゃかげん(宮近くん・元太くん)”の背中をポンと叩く光景もありました。それを見たときに、田島くんの熱い思いに触れられたような気がして、彼らのセクバ時代を記事でお伝えしたくなりました。

今回は、INI・田島将吾くんのジャニーズJr.時代にスポットを当てながら、現Travis Japan(トラジャ)のメンバーである松松(松倉海斗くん・松田元太くん)や宮近海斗くんをはじめとしたセクバとの関わりを中心にご紹介していきたいと思います。

セクバのスタートは今から10年以上前。記憶が曖昧な部分はもちろん、人によって見方・考え方が異なる部分も多いと思います。ただ、自分が見てきた景色を思い出しながら、当時にタイムスリップしながら、自分なりの視点でお届けしていきたいと思います。

セクバが好きな方はもちろん、トラジャ担の方、INIのファン=MINIの方々に何か一つでも素敵な情報をお届けしたいです。彼らが再び交わることのすごさ、その興奮をお伝えできるように、心を込めて頑張りたいと思います。



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INI・田島将吾くんのジャニーズJr:時代:出発点


(画像:フリー素材「写真AC」

ジャニーズ入所日&ジャニーズ同期は?

田島将吾くんのジャニーズ入所日は、2009年10月3日とされることが多いでしょうか。ただ、2009年8月14日の「ミュージックステーション」(Mステ)でB.I.ShadowをはじめとするジャニーズJr.が『サマーソングメドレー』を披露した際、田島くんは冒頭で太鼓を叩いています。

仮に2009年10月3日入所だとすると、中村嶺亜くん(7 MEN 侍)・井上瑞稀くん(HiHi Jets)と同期(※同日入所)。ただ、Mステ時点ですでに入所していたとなると、7月19日入所の橋本涼くん(HiHi Jets)、7月20日入所の岸優太くんのほうが同期に近い(あるいは同期)という見方もできそうです。

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ちなみに橋本くんと岸くんの入所日は1日違いますが、2人で「同期」という認識を共有しているなんてエピソードもありました。橋本くんの話をもとに考えると、彼の参加したオーディションは5~6人しかいなかった一方、翌日の岸くんが参加したオーディションは300~400人がいたようです。

橋本くんが参加したオーディションも、本当であれば何百人という規模で行われる予定だったそうですが、「ジャニーさんが何百人も呼んでいるだろう」と事務所の人は思っていたものの、実際にジャニーさん通知を出したのは数人。そういった経緯があって、翌日に急きょ300~400人の参加者を呼ぶという流れになったようです。

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もしかしたら、このなかに田島くんがいて、一緒にオーディションを受けて合格→入所してすぐにMステへ出演という流れだったのかもしれません。Mステで「あの子は誰?」という反応が多かったことを考えても、このあたり(小学5年生/10歳の時)に入所したことは間違いなさそうです。

ちなみに年単位(2009年)で見ていくと、2月15日に松村北斗くん(SixTONES)・七五三掛龍也くん(Travis Japan)、4月19日に吉澤閑也くん(Travis Japan)、5月24日に髙地優吾くん(SixTONES)が入所。関西では2009年2月13日に草間リチャード敬太くん(Aぇ! group)、4月3日に大橋和也くん(なにわ男子)・末澤誠也くん(Aぇ! group)・今江大地くんが入所しています。

田島将吾くんの太鼓とジャニーズ入所理由・きっかけ

では、田島くんはなぜMステで太鼓を叩くJr.に抜擢されたのでしょうか。これに関しては、たじのジャニーズ入所理由と深く関わってくる部分でもあります。彼が入所するきっかけとなったのが、KAT-TUNのコンサート。幼稚園の頃から和太鼓を習っていた田島くんは、KAT-TUNコンサートでの和太鼓演奏に心を動かされ、ジャニーズの道を歩み出しました。

Sexy Zone(セクゾ)の中島健人くんが、田島くんの太鼓について「ジャニーズの和の音楽の世界を支えている」と話していたことがあるように、彼のジャニーズ時代を語る上では「太鼓」を欠かすことができません。

思えば、指を骨折しているのにテーピングで固定して、舞台上で太鼓を叩いていたこともありました。たしか、バック転の練習中に指(中指だったと思います)を骨折したという話だったと記憶しています。

後ほどご紹介しますが、「ガムシャラ!」という番組では2年連続で「ファンカッション(Fun:楽しいとPercussion:打楽器を組み合わせた造語)」のチームで奮闘を見せるなど、やはり太鼓(打楽器)=田島くんというイメージは強かった気がします。

INIのメンバーとなった今も、入所のきっかけとなったKAT-TUNに対する憧れや尊敬の気持ちは変わらず、CDTVで共演した際に楽屋へ挨拶に行ったエピソードも大きな話題となりました。たじ本人の発言からも「KAT-TUN」という存在の大きさが分かりますし、KAT-TUNとの出会いがなければ、今のたじはいなかったのかもしれません。

たじのジャニーズJr.時代は、筆者にとっても新たな発見の連続でした。ただ、2016年に入って姿が見えなくなってしまうんですよね。個人的には「もっともっと知りたい」「もっともっと追いかけていきたい」という思いのまま止まってしまった感覚でもあったでしょうか。

たじ本人も話していましたが、そこから色んなことがあって一度は芸能活動を休止。「無」になろうという思いを携えて大学生になりますが、再び夢を追いかけるべく中退して韓国へ渡ります。そこでの練習生を経て「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で再び日本へ戻ってきた時には、Jr.時代のイメージとは異なる田島くんの姿がありました。

ただ、変化を感じるなかでも「昔と変わらないな」と思うことがあります。再び動き出した時間のなかで、あの日から延びているものを感じて、どこかホッとするような、思わずニコッとしてしまうような瞬間も多いです。

ハヤシライスが好きなことも、Jr.時代から変わっていません。お母さんの作るハヤシライスはもちろん、INIメンバーの髙塚大夢くんが作るハヤシライスも相当お気に入りの様子。ほのぼのふわふわした雰囲気も、パフォーマンスとのギャップも変わっていないなぁと感じます。

たじに限らずですが、ジャニーズを離れても「使わない手を腰に添える」というジャニーズのダンスイズムを感じることがあって、心にグッとくるものもあるんですよね。

かつては、“田島将吾”と検索すると “声”というワード一緒に出てきた時期もありました。踊っているだけでは分からないことって色々あると思うんですが、当時は筆者と同じように、「田島くんってどんな声なんだろう……」と気になっていた方って多かったのかもしれません。永瀬廉くん(現King & Prince)が田島くんについて「意外と声が低いね」と話していたことがあるんですが、たしかに見た目と声もギャップがあるなぁと感じた記憶があります。

パフォーマンスはもちろんですが、たじの人柄や雰囲気に惹かれる人ってたくさんいらっしゃるんだろうなぁと思うんですよね。彼の温かくて優しい人柄を知っていくと、これまでの歩み、そこでの出会いや経験を大切に携えながら歩いてくれているんだという気持ちが強くなります。そうしたなかで、たじの存在が一度離れたもの(離れたように見えたもの)を、結び付けているような、確かなものにしてくれているような感覚があるんですよね。

INI・田島将吾くんのジャニーズJr.時代:セクバと認識されるまでの歩み


(画像:フリー素材「写真AC」

ここからは、田島将吾くんがセクバと認識されるまでの歩みについて振り返ってみたいと思います。

Sexy Zoneのバックで踊るJr.=セクバの誕生

2011年11月にSexy Zoneがデビューし、セクゾのバックにつくJr.はファンの間で「セクバ」と呼ばれるようになっていきました。ちなみに「セクバ」=ユニット名ではなく、公式の呼称でもありません。セクゾデビュー後、じわじわとファンの間で使われるようになり、広く浸透していった印象でしょうか。

ただ、2020年あたりだったと思いますが、松倉海斗くんが雑誌のなかで「セクバ」という言葉を使っていたんですよね。そう考えると、長い年月のなかで「セクバ」という呼称は、もはや公式のように広く浸透していったと考えることもできそうです。

セクバの初期メンバーには「7 MEN 侍」の中村嶺亜くん、現在はジャニーズを退所して「Number_i」のメンバー(TOBE所属)として活動する岸優太くんや神宮寺勇太くん、ホリプロ所属のダンスボーカルユニット「WATWING」メンバーである髙橋颯くん、中国のオーディション番組「創造営」でも話題となった羽生田挙武くんなど、6人のメンバーが名を連ねていました。

最年長の岸くんを含む6人であることから、ファンの間で「きしっくす」なんて呼ばれていた時代もあります。2012年春からは岩橋玄樹くんも主要メンバーと認識されるようになって、ファンの間で「神7」といった呼び名も使われるようになっていった感じでしょうか。

セクバの考え方は人によって様々だと思っていますが、個人的にはセクゾのバックについているJr.=セクバというよりは、初期の「きしっくす」や「神7」に代表される、セクゾのバックについている主要メンバー(固定)を「セクバ」と表現していた(あるいは、表現するようになっていった)印象です。

セクゾのツアーバックについていたとしても、音楽番組でセクゾのバックについたとしても、みんながみんなセクバではないと言えばいいでしょうか。この時点では田島くんも松松も宮近くんも主要メンバーではなかったため、「セクバ」ではないという認識が強かったと思います。

現トラジャメンバーのセクバ時代

Travis Japan(トラジャ)の結成日は2012年7月9日で、宮近海斗くんは結成時のメンバーです。一方の松松(松倉海斗くん・松田元太くん)は2017年11月19日にトラジャへ加入しています。

現トラジャの松田元太くんは、セクゾデビューシングル『Sexy Zone』ミュージックビデオや、セクゾが地上波初登場を果たした「ミュージックステーション」(2011年11月11日放送)など、セクゾのデビュー当初からバックにつく機会は多くありました。ただ、「セクバ」として認識されたのは、松松がシンメ(シンメトリーの略。左右対称の立ち位置にいるコンビ)となった2012年のSUMMARY以降(秋くらい)というイメージが強いでしょうか。ちなみに、2012年8月6日のSUMMARY初日は松松の結成記念日となっています。

トラジャの初期メンバーであった宮近海斗くんも、トラジャの結成前からセクゾのバックにつくことはありました。ただ、トラジャ結成後もそうしたパターンは続き、セクゾが『Sexy Summerに雪が降る』を披露した「FNS歌謡祭」(2012年12月5日放送)では、当時「しゃかりきダンス」が代名詞だった松倉海斗くんの隣に「もう一人しゃかりきな子がいる……!」と話題になったんですよね。

その後、2013年1月のセクゾコンサートバックについた宮近くんより「トラジャから出張」という言葉が出ます。

結成当時からトラジャに所属している宮近くんは、厳密に言うと「セクバ」ではなく、あくまでも出張という形なのかもしれません。ただ、出張が長期化(おそらく2年近く)したこともあって、このあたりからセクバという認識が色濃く出ていったような感じでした。筆者の個人的な見解ですが、2011年~2012年のセクバは、以下のような形で規模の拡大をしていったイメージです。

★セクバのメンバー変遷(~2012年まで)

2011年秋~(セクゾデビュー時) 岸優太・神宮寺勇太(元King & Prince、現在は退所しNumber_i/TOBE所属)、中村嶺亜(現7 MEN 侍)、高橋颯(退所→現WATWING)ほか
2012年春~ +岩橋玄樹(元King & Prince、現在は退所→ソロ)
2012年夏~ +谷村龍一(現在は退所)ほか
2012年秋~ +松倉海斗・松田元太(現Travis Japan)、本髙克樹(現7 MEN 侍)ほか
2012年冬~ +宮近海斗(Travis Japanから出張)ほか

神7に加えて、「谷栗松松むらぽん」(「栗」は谷村くんのシンメだった子、「むらぽん」の「むら」は本髙くんと当時シンメだった子を示しています)といった略称も使われていたでしょうか。本髙くんがなぜ「ぽん」なのかは、本髙くんのプロフィール記事を読んでいただければと思います。

【才色兼備】7 MEN 侍・本髙克樹くんのプロフィールまとめ!方程式では導き出せない“ぽんさん”の魅力とは?

田島将吾くん=セクバのきっかけとなったステージ

では、田島将吾くんはどのタイミングで「セクバ」と認識されるようになったのでしょうか。これも色んな見方・考え方があると思いますが、個人的にターニングポイントとなったのは2013年6月29日に放送された「音楽の日」かなぁと思っています。

この出演を機に、セクゾ・セクバ界隈でも知名度がグーンと上昇した印象です。今回の記事を書くきっかけになったのは2023年の「音楽の日」でしたが、ちょうど10年前の同番組に田島くんはセクゾのバックとして出演しているんですよね。

この日はセクゾが『BAD BOYS』(バドボ)~『Real Sexy!』(リアセク)のメドレーを披露し、後半でバックに田島くんが登場しました。ステージ終了後に、バックについていた中村嶺亜くんがMCの中居正広くんに話しかけてもらった印象も強いステージですが、田島くんについて「見慣れない子がいる!」と話題を呼んだステージでもあります。

実はこの9か月ほど前、Mステでセクゾが『Sexy Summerに雪が降る』を披露した際に、セクゾのバックとして初めて地上波の音楽番組に出ている田島くん。ただ、この時は38人のJr.という大人数での出演だったこともあって、そこまで大きく話題にはならなかったでしょうか。

「音楽の日」はバックJr.が12人だったことや、セクバとして固定されたおなじみのメンバーに混ざっていたことなどもあって、大きく話題になった印象です。このステージを境に、たじ=「セクバ」の印象が強くなっていき、5thシングル『バィバィDuバィ~See you again~』(2013年10月9日リリース)では、ミュージックビデオ出演も果たしました。冒頭(曲がスタートした時)で佐藤勝利くんの後方、ど真ん中にいるのが田島くんです。

2013年以降もセクバは規模を拡大していきますが、『バィバィDuバィ~See you again~』のミュージックビデオに出演しているJr.がセクバ規模拡大の着地点と言いますか、区切りのように筆者は捉えています。このミュージックビデオには、現King & Princeの髙橋海人くんや、当時Jr.だったヴァサイェガ光くんなども出演しているんですよね。

また、このMVには出演していませんが、少クラで『バィバィDuバィ~See you again~』が披露された時には「ちび6」や「ぷち8」と呼ばれるメンバーも出演していました。セクゾのバックにつく“ちびジュ”を「ちび6」や「ぷち8」と呼んでいた時代があります。

当時の「ちび6」には、現HiHi Jetsの井上瑞稀くんや橋本涼くん、現SpeciaLの林蓮音くんなどがいたんですよね。そこからさらに、猪狩蒼弥くんや作間龍斗くん(現HiHi Jets)、ヴァサイェガ渉くんや川﨑皇輝くん、豊田陸人くん(現・少年忍者)といった“ちびジュ”8人が増員されるような形になったため、「ちび」よりも小さい「ぷち」という言葉が使われるようになった感じでしょうか。

「ちび6」や「ぷち8」はセクバと分けて考えられていたような気もしますが、当時はセクゾのバックとして出演することも多くありました。これ以降もセクゾのバックにはJr.がついていますが、セクバを取り巻く状況が変わっていくなかでメンバーが入れ替わったり、お兄さんJr.の出演が多くなったり、絞られたりしていった印象です。

しゃかりきダンス

筆者が、田島将吾くんを本格的に気になりだしたステージがあります。それが、2013年3月31日に放送された「スクール革命!」での『Come On A My House』のパフォーマンス。

この日は田島くんのほかに、宮近くんや阿部顕嵐くん(現在は「7ORDER」のメンバー)らがバックについていました。他のメンバーに負けず劣らず、しゃかりきで踊っていた田島くん。踊りが激しいあまり、後半には衣装のシャツがベロンと出てしまっていました。この時に「なんて楽しそうに、気持ちよく踊るんだろう」と思った記憶があります。

それと同時に、セクバの子たちと親和性?と言えばいいでしょうか。何かセクバっぽいなと感じたんですよね。当時はけっこう「松倉くんに似ている」「松倉くんと見間違える」なんて声も多く、そうしたものに引っ張られていたのかもしれません。

実は、現Sexy Zoneの“ふまけん”(菊池風磨くん・中島健人くん)や田中樹くん(現SixTONES)と同期(※2008年4月入所)のメンバーで、「Hip Hop JUMP」というユニットに所属していたメンバーにも、田島くんと似ていると言われていた子がいました。

その子は「松倉くんと似ている」なんて声もあったので、結果として田島くんと松倉くんも似ている……ということになるでしょうか。ただ、そんな回り道をしなくても、やはり田島くんと松倉くんは雰囲気が似ているなぁと感じることって多くありました。特に遠目から見ると似ているんですよね。

セクバでは、周りのJr.が岸優太くんのダンスを「元祖しゃかりき」と表現していたことがあります。そして「しゃかりき」と言うと、やはり松松シンメ(松倉海斗くん・松田元太くん)のイメージが根強かったでしょうか。

ただ、彼らに限らずセクバにはガシガシ踊る子が多かった印象も強いんですよね。特にしゃかりきな子たちに全体が引っ張られていたような部分もあるかもしれません。松倉くんのように体を大きく使ってしゃかりきに踊る田島くんだからこそ、2人の雰囲気に似たものを感じる方って多かったように思います。

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学業との両立

それぞれ入所時期や歩みは異なりますが、このような流れで、田島将吾くんと松松・宮近くんがセクバとして同じステージに立つことも多くなっていきます。ただ、この時の田島くんは中学3年生で受験生でもありました。

仕事が長期間にわたる時には楽屋で勉強していたこともありましたね。雑誌の取材前日に夜中の2時まで勉強していたというエピソードや、雑誌撮影の合間に撮影衣装のままテスト勉強に励む姿が写真で紹介されていたこともありました。思えば、仕事でハワイに行った際も勉強道具を持って行ったなんてエピソードも。Jr.としての活動と受験勉強を両立させる姿にも、常に一生懸命な田島くんの姿が散りばめられていたなぁと思います。

セクバ最年長の岸優太くんと同期だとすると、田島くんはセクバのなかでJr.歴の最も長いメンバーの一人ということになります。思えば、2010年5月放送の「SMAP×SMAP」(スマスマ)にJr.100人が出演した時には、岸くんの隣に田島くんが座っていましたね。この時点では、セクゾやセクバのメンバーの多くが入所していなかったことを考えても、Jr.歴の長さが分かると思います。

セクバでは、後にKing & Prince(キンプリ)になるメンバーと駆け抜けてきた田島くん。同じくキンプリと関わりがあるINIのリーダー・木村柾哉くん×田島くんの“たじまさ”で披露した『ichiban』は胸に迫るものがありました。

INI・田島将吾くんのジャニーズJr:時代:人柄が見えるエピソード


(画像:フリー素材「写真AC」

田島くんのセクバ時代を振り返っても、とにかくフレッシュさや謙虚さに溢れている印象でした。ただ、いろんな経験を積んでいるからこその落ち着いた立ち振る舞い、機転を利かせた対応、気配りや目配りに長けているなぁと感じることも多くて、安心感が抜群だった印象もあるんですよね。

ここからは、そんな田島くんの人柄や人間性が見えてくるエピソードをご紹介したいと思います。

臨機応変に対応する力

2013年に行われた佐藤勝利くんとジャニーズJr.によるお台場でのSPイベント。勝利くんのソロ曲『おなじ空の下』で「すごい!」と話題になったエピソードがありました。同曲のステージでは、松倉くん→元太くん……といった形でJr.が順番に登場する形だったようです。

Jr.は白いシャツ+ベストの衣装でしたが、元太くんだけベストを着用していなかったんですよね。ただ、それでも焦るような様子はなく、いつもと変わらないキレキレ&キラキラなげんげんだったようです。

しかし、このままでは終わりませんでした。曲の後半で、田島くんがベストを持って登場。なんと、田島くんが踊りながら元太くんにベストを渡す→元太くんが踊りながらベストを受け取り、踊りながらベストを着用するという流れだったようです。

しかも、どうやら田島くんはこの曲に出る予定ではなかったらしんですよね。みんなとはちょっと違ったダンスを魅せながら、元太くんにベストを届けるために登場→そのまま即興ダンスで乗り切ったそう。当時のレポではたじのデキジュ(=できるJr.)っぷりが話題になっていました。

ファンカッションに奮闘した夏

田島将吾くんを語る上では、2014年~2016年に放送されていた「ガムシャラ!」も欠かせません。メンバーが4つのチームに分かれてパフォーマンスバトルを行う企画で、田島くんは2014年・2015年の2年連続で「チーム者」の一員としてファンカッションに奮闘しました。

2014年は松倉海斗くんとチームメイトだった田島くん。なかなか思うようにできない状況に、普段ファンの前で涙を見せることがなかった松倉くんがカメラの前で悔し涙を流すシーンがありました。ガムシャラでは、チーム者のリーダー・神宮寺勇太くんの振る舞いが話題になることも多かった印象ですが、悔し涙を流す松倉くんに対して、隣にいた田島くんが同じ目線でしゃがんで心配そうに見つめたり、優しく寄り添ったりする姿というのもすごく印象に残っています。松倉くんが熱を出してダウンした時も、ドア越しで心配そうに見つめる田島くんの姿がありました。

翌年の2015年は松田元太くんとチームメイトだった田島くん。初めてのファンカッションに苦しんでいる元太くんの隣にも、優しく寄り添う田島くんの姿がありました。冒頭でお話ししたように、幼稚園から太鼓経験があり、打楽器のベテランでもある田島くん。チームメイトにアドバイスできるだけの経験や腕前を持っていたものの、教える勇気がなくて、積極的に言えないなんて話していたんですよね。ただ、控えめだった田島くんが「めっちゃできていないわけじゃない」「どこらへんが分からない?」と元太くんに勇気を出して話しかける姿が印象に残っています。

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デキジュエピソードに見る、たじの魅力

控えめで謙虚で、あまり多くを語る印象はない田島くんですが、心の中では色んなことを考えているんだろうなぁと感じることがたくさんありました。INIとなった今も、たぶん多くを語らないイメージは変わっていないのかなぁと思います。MINIの方々のたじ語りに触れてそう感じました。

ただ、言葉がなくても、たじがいるだけで温かく優しく力強い色に染まっていくような感覚があります。個人的には、たじがステージにいてくれるだけで安心できるような感覚ってあったような気がするんです。

思えば、宮近海斗くんがステージから客席へ落ちそうになった時も助けたのは田島くんでした。普段はゆったりのんびりした雰囲気が漂っている田島くんですが、すごく視野が広くて、常に色んなことにアンテナを張り巡らせているような気もしています。「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」のオーディションで、自分のアピールポイントの一つに「色々と敏感に感じるところ」を挙げていましたが、そうした部分もまたJr.時代から変わっていないんだろうなぁと感じるんですよね。

どこまでも優しくて温かい田島くんですが、それだけではきっとINIとしての今はなかったはず。メラメラと燃える強い気持ちがなければ、そう簡単に切り開ける道ではなかったと思うんですよね。普段とパフォーマンス中のギャップがすごい田島くんですが、そうしたギャップは、外から見えるもの、内に秘めたものにも感じられるような気がします。

次ページの記事後半では、田島将吾くんが「セクバ」と認識されてからの歩みをたどってみたいと思います。髙橋颯くんとの「たじふうシンメ」、くまのぬいぐるみ「ジャスティス」、「たじ松松」「松松たじふう」「松松たじふうれあむ」といった括り、MAGIC(クリエセクボ)+挙武くんメインで披露した『Another Future』のステージなどなど……盛りだくさんな内容とともに、たじのエピソードをご紹介していきます。

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